森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った一ノ瀬海(カイ)。ある日、カイが通う小学校に転校生の雨宮修平がやってきた。世界的なピアニストの父を持つ修平は自分もピアニストになるのが夢だ。森でピアノを弾いているカイを見た修平は、そのことを音楽教師の阿字野壮介に話す…。TVアニメ「ピアノの森」エンディングテーマ「帰る場所があるということ」。


帰る場所があるということ / 悠木碧

作詞・作曲:hisakuni

木漏れ日泳いで
波間を揺らめく
風の通り道
梢を揺らして
笑顔がこぼれ落ちたんだ

緑のグラデーション
すべてを包み込む
五線譜にかけない音が
メロディーになっていく ほら

強がりだらけの小さな体は
日常にころげそうだよ
だからこんな時
帰る場所がある
見慣れた背中に
やさしさが溢れ出す
懐かしい声が鼓膜を揺らせば
頬を伝う涙一つ
「ただいま」の数と
「おかえり」の数は
おなじじゃなきゃだめなんだ
おなじだからいいんだ

変わらない景色が
教えてくれたよ
自分の心の
変わった部分を
少しは大人になれたかな?

森から取り出した
音楽のかけらを
ポケットの中につめれば
どこまでもゆけるんだ きっと

真っ暗なステージで独りぼっち
自分だけの音を探す
スポットライトが
お月様みたい
瞳を閉じれば
メロディーが鳴り響く

立ち止まるたびふりかえるといつも
帰る場所があるという事
ひとりきりだけど
1人じゃないから
また歩き出せるんだ

この手が紡ぐ音
この手がつかむ未来
まだ見たことない景色を
追いかけてゆくよ ずっと

耳を澄ませば
記憶を撫でるように
あの頃聞いてたメロディ
遠く離れても近くにいたんだね
ポケットの中
強く握りしめたんだ

強がりだらけの小さな体は
日常にころげそうだよ
だからこんな時
帰る場所がある
見慣れた背中に
やさしさが溢れ出す
懐かしい声が鼓膜を揺らせば
頬を伝う涙一つ
「ただいま」の数と
「おかえり」の数は
おなじじゃなきゃだめなんだ
おなじだからいいんだ